Works施工事例
寒川町 K様邸 屋根 葺き替え工事/外壁塗装工事【File No,2】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
今回は、屋根の葺き替え工事をお伝えします。
葺き替えとは古い屋根材を撤去し、新しい屋根材に変更する工事です。
まず屋根面と屋根面の合せ目を納めている棟板金を解体撤去し、
その後に屋根材であるスレート材を剥がしていきます。剥がし方は
上部の列から下部にかけて1枚1枚のスレート材を止めている釘を抜き、剥がしていきます。
スレート材を剥がし終わったら、ハシゴに設置した荷揚げ機で地上に降ろしていきます。
30年間お疲れ様でした!と感じます。
スレート材を降ろしてから、屋根端部分のケラバ板金(青い板金)も解体撤去します。
抜いた釘が多々落ちているので、しっかり拾って屋根全体を清掃します。
屋根上がフラットになり、ルーフィングを軒先(下部)から棟先(上部)にかけて貼っていきます。
ルーフィング貼りが終わり、屋根材本体を施工する前に役物と言われる板金部材を取付けていきます。
写真の板金材は軒先唐草です。屋根本体をひっかける板金であり、雨水を下に流すとともに軒先部分の木材を
保護する役割を果たしています。役物で使用する鉄板は、錆びにくいガルバリウム鋼板です。
軒先唐草を取付け後、屋根の端部分にケラバ板金を取付けます。ケラバ板金は屋根材の端部分が収まる役物です。
万一、上部から浸入した雨水が屋根平面にいかず、軒先に流れるように折り返し(水色部分)と
山折り(水色部分の右横)の加工をしています。
新しい屋根材である、アイジー工業【スーパーガルテクト フッ素】を軒先から棟先にかけて張っていきます。
屋根材を止めているのはステンレスのビスです。ルーフィングの下にある屋根下地材の野地板だけでなく、
屋根骨組みである垂木までビスを効かせる為、垂木の位置を墨だしをしてから本体を張っています。
先程、お伝えしましたケラバ板金に本体が納まる様子です。
ケラバ板金(折り返し面)と屋根材の重ねは9.4cmとなります。
屋根面が段差になっている場所です。新しい屋根材と外壁の取り合い箇所には、壁押え板金を取付け
雨水が浸入しないように、しっかりコーキングを施工してあります。
屋根材を撤去する時には最初に解体する棟板金ですが、屋根材を張り終わり最後に施工するのも棟板金です。
棟板金の下地となる貫板を取付け、棟板金をかぶせて釘で止めます。
屋根 葺き替え工事で使用した、【スーパーガルテクト フッ素】は、穴あき25年・赤さび20年・変褪色20年と
メーカー保証があります。遮熱、断熱に優れている人気のある製品です。
次回は、外壁塗装工事をお伝えします。【File No,3】
Re:zen~りぜん~@横浜