Works施工事例
世田谷区 O様邸 屋根カバー工事【File No,2】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
桜の開花も始まっているみたいで日向は暖かく感じる今日この頃です。
世田谷区のO様邸の2階 屋根カバー工事を進めていきましょう。
屋根下地材である野地板の重ね張りを含むカバー工事となります。
屋根頂上にある棟板金と下地材の貫板を撤去していきます。
北面のブルーシート養生がおこなわれていた場所です。屋根材の飛散、野地板の損傷が
見られます。北面に関しては下地を確認するためにスレート材を解体撤去していきます。
野地板を施工するにあたり、屋根骨組である垂木の位置確認。(赤線の所)
北面だけのスレート材剥がしと言っても、ガラ袋(透明)で30~35袋はありました。
野地板数枚にはカビが発生。野地板は合板なので何層にもなっている
表面の層だけ剥がして、新しい野地板を張っていきます。
損傷していた野地板箇所には、新しい野地板を2枚重ねで張っております。
野地板に見えます黒線が垂木位置になり、長さ50㎜の釘で留めています。
新しい屋根材にはアイジー工業の【スーパーガルテクト ・ モスグリーン】を使用。
防水シートであるルーフィング。田島ルーフィングの【タディスセルフ】を使用。
屋根材と野地板の間に敷かれているのがルーフィングになります。
ルーフィングの固定方法には、大きいホッチキスのようなタッカーと呼ばれる工具を使用して
ステープル(コの字をした針)で固定する方法、タディスセルフのようなルーフィングの裏面が
粘着層になっており剥離紙を剥がして接着させ固定する方法があります。粘着ルーフィングは
シートに隙間ができないようになりますので、雨漏りもしにくい特徴があります。
ルーフィングは屋根面の軒先(低いところ)から、棟先(高いところ)に向かって貼っていきます。
垂木位置を白いチョークで墨出し。
軒先にはスーパーガルテクトを、ひっかける為の唐草板金を取付け。
屋根妻側にはケラバ板金の取付け。
唐草板金・ケラバ板金・スーパーガルテクトの納まりです。
断熱性・防火性に優れた『ポリイソシアヌレートフォーム』と言う断熱材(白い部分)が
付いております。本体同士の横ジョイント部には、排水機構とリブ付き折り返しを設け
雨水の浸入をシャットアウトしています。
垂木位置の455㎜間隔にビスで留めています。
ケラバ板金には山折りと折り返しを設けて、万一にも雨水が内部に侵入しないよう加工されております。
雪止めは軒先からスーパーガルテクト2段目と、3段目に455㎜間隔で互い違いに取付けています。
北面の屋根は軒先が段差違いになっていますので、雪止めはご覧のように取付けています。
スーパーガルテクトは雪自体が非常に滑りますので雪止めは必要不可欠です!
屋根本体張りは、あと少し…
スーパーガルテクトを張り終わりましたら、屋根頂上の棟板金を納めていきます。
まず下地材の取付けをおこないます。工事前では木材の貫板を使用していましたが
今回、施工する貫板には樹脂製品を取付けています。セイキ工業の【SKシリーズ】
を使用。木材と違い釘の保持力や耐腐食性に優れています。
貫板を止める際にも垂木にビスを効かせておりますので…
屋根材と貫板の接地面にはシーリングを流し込んでいます。飛散防止も
ありますが、吹込みなどの雨水をシャットアウトするためでもあります。
棟板金と棟板金の重ね部分にもシーリングを…
棟板金を取付け、2階屋根は完成となりました。
工事前では屋根下地材である野地板の沈み箇所が多々ありましたが、12㎜の野地板を
増し張りしてからの屋根カバー工事をおこなっていますので、屋根にはかなり強度が
でました。今後、安心できることと思います。
次回は、1階 屋根カバー工事をお伝えいたします。【File No,3】
Re:zen~りぜん~@横浜