Works施工事例
川崎市 T様邸 屋根カバー工事/雨樋工事【File No,3】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
川崎市S様邸の屋根カバー工事も終わりまして、雨樋改修工事を進めていきます。
西面の軒樋はご覧のように吊り金具自体が、外れてしまい軒樋が下がっています。
先程の軒樋の下がり角度がおわかりになると思います。屋根の軒先から
これだけ樋が離れていますと、本来の雨量をキャッチできなくなります。
こちらは東面の軒樋です。多少なりの歪みが見られますね。
北面軒樋です。こちらも歪んでいます。
T様邸は屋根面が3面ありますので軒樋も3面にあることになります。屋根工事に
入ってから雨樋交換をする事になりましたので、取り急ぎ保険屋さんに報告書を
作成し雪害として申請をさせていただきました。
既存の軒樋を解体撤去していきます。
新築時から今日に至るまで、雨風などから耐えてきた吊り金具です。
吊り金具は1度も見たことがないという方がほとんどだと思います。
その吊り金具も新しい物と入れ替えるので撤去しましょう。
雨樋はメーカーごとに形状や材質が異なりますので、雨樋の取付け
金具はメーカー指定の専用金具を使用する必要があります。
屋根面の端と端に、新しい吊り金具を取付け水糸を張ります。
張った水糸の勾配を確認しながら、吊り金具を取付けていきます。
軒樋にはデンカ株式会社の【DL55 / 新茶】を使用。
軒樋の側面から見ますと、吊り金具はこのように軒樋を支えております。
軒樋と軒樋を繋げる際に雨水が隙間から漏れてしまわないように、用いられる
スナップソケット。雨水が漏れないように、たっぷり専用の接着剤を付けます。
接着剤がはみ出ていれば安心です。
端部分には蓋をする止り部材で納めます。
屋根面と屋根面のコーナー部分では曲り部材の取付け。
こちらは軒樋の雨水を竪樋に流すためのドレンになります。
ドレンに取付ける竪樋は曲がりのエルボを用いて加工したのちに、外壁に沿って取付けていきます。
竪樋にはデンカ株式会社の【K35 / 新茶】を使用。
玄関面にある竪樋は建物の構造的に、このような形になります。
外壁に打ち込んでいるバンドは、竪樋を固定するデンデンと言う部材になります。
2階からの落とし口は3ヶ所になります。
玄関上にあるエアコン室外機を置いている小ベランダ部分からの落とし口です。
軒樋は建物全体を見た時に目立つものではありません。しかし雨が降った時に建物を
守るという大きな役割を持っています。雨水を一ヶ所に集めて地面にまで流すという
排水を目的としていますので、軒樋に不具合がありますと大変なことになってしまいます。
定期的に点検されるようおすすめいたします。
施工中はお客様をはじめ、近隣の皆様にもご不備や
ご迷惑をおかけ致しましたが、無事に作業が終わり
ました。この場を借りてお礼申し上げます。
【File No,1】【File No,2】そして今回の計3回でお送り致しました。
Re:zen~りぜん~@横浜