Works施工事例
横浜市 K様邸 屋根葺き替え工事/雨樋工事【File No,2】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
横浜市 K様邸の屋根 葺き替え工事をおこなっていきます。
K様はじめご近所の皆様にも、しばらくの間ご迷惑をおかけ
する事と存じますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
1週間前にはご近所様に挨拶回りをさせていただき… 着工日を迎えました。
あいにくのお天気で雨が降ったり止んだりではございますが、いつも以上に
気を引き締めて足場作業を進めております。
屋根カバー・屋根葺き替えなどの工事には材料を置くため、設置できる所にステージを設けています。
屋根 葺き替え工事をスタートいたします。既存のモニエル瓦の解体撤去から
おこなっていきましょう。まず頂上部にある棟瓦から外していきます。
瓦を撤去していますと必ずと言っていいほど、鳥の巣を目にします。
よくこんな狭い所に巣作りしたと感心します。。。
屋根材解体前に、屋根妻側の袖瓦も取り外していきます。
数枚の束でまとめていますが、けっこうな量がありかなりの重さだと思います。
瓦を撤去しますと桟木が残ります。こちらも解体撤去いたします。桟木とは瓦を設置する時に
ひっかけて固定するための木材です。横方向に取り付けているので瓦桟と言うこともあります。
防水シートであるルーフィングは残します。
空間になっている所は、換気棟があった場所です。
室内からの熱気が感じられます。垂木の位置も確認できます。
野地板を張る前に、垂木位置の墨出しをおこないます。
構造用合板1820×910の12㎜である野地板の上張りです。
屋根面と屋根面の合わさる箇所に防水テープ(黒色)を貼り付け。
外壁が絡む段違いの屋根では、外壁から出ている雨押え板金の内部にまで
ルーフィングを入れ込んでいます。
ルーフィングを隅々まで敷き詰めましたら、屋根材を張るための墨出しです。
軒先に取付ける唐草板金になります。
唐草板金と、唐草板金の重なる内部にはシーリングを挟んでおります。
新しい屋根材をひっかけるための板金でもあります。
屋根妻側に取付けるケラバ板金です。
ケラバ板金は山型△4つの加工・板金端部分を内側に折っていることにより、雨水浸入時には
屋根面への浸入を防ぎ、軒先まで雨水を導いてくれる板金になります。
ケラバ板金と、ケラバ板金の重なる内部にもシーリングを充填。
軒先から棟先へと取付けます。
新しい屋根材には、株式会社ディートレーディングの【ディプロマットスター / エバーグリーン】を
使用します。軽量でサビに強い『ジンカリウム鋼板』になり、表面には自然石粒が接着されています。
1枚の寸法は1350㎜×405㎜。1㎡あたり2.13枚使用。重さは6kgになります。
本体のディプロマットは、垂木位置では45㎜・垂木と垂木の間には25㎜のビスで留めています。
ケラバ板金部分での、ディプロマットの納まり具合です。
ディプロマットの側面になります。
1ヶ所目段違い部分のデイプロマットは張り終わりです。
段違いになっている箇所では野地板・ルーフィング・ディプロマットを可能な限り入れ込んでいます。
モニエル瓦の時には厚みがありましたので破風板・軒天との隙間が狭かったのですが、屋根材の厚みが
薄くなるディプロマットでは隙間が大きくなってしまいます。後ほど板金材を加工して、隙間を狭めて
いこうと思います。
ディプロマットは向かって、左から右にかけて張っていきます。
本体を張る前に取付けたケラバ板金部分です。仕上げにはディプロマットと同質材のケラバ板金を取付けます。
ケラバ板金の軒先部分には、板金材で加工したキャップを取付け。
屋根面と屋根面の合わさる頂上です。
棟板金を納める下地板金を取付けます。ビス頭にはシーリングを充填。
ケラバ板金と両用の棟板金を取付け。
2階、棟の長い箇所を仕上げていきましょう。換気部分には小屋裏の湿気や、熱を効率良く
排出する棟換気材の『リッヂベンツ182』を使用。換気材以外には下地板金を取付けます。
棟板金の取付け。
仕上げ材の棟板金を施工するため、リッヂベンツ182の上に下地材の樹脂素材ケイミュー【タフモック】の取付け。
ディプロマットには同質の換気棟カバーがありませんので、株式会社ディートレーディングの製品の中でもっとも
ディプロマットのグリーンに近い『クラッシクタイル』の換気棟カバーを使用します。写真左に見えます棟カバー
が、クラシックタイルの棟カバーになります。
側面から見るとディプロマット→リッヂベンツ182→タフモックとなっています。
ディプロマットの棟板金と、クラシックタイルの換気棟カバーの仕上りです。
こちらの面はディプロマットが張り終わりました。
段違いになっている箇所の外壁、屋根材の仕上げには雨押え板金で納めます。下地材にタフモックを取付け要所に
シーリングを充填してから雨押え板金を被せています。ディプロマットには同質の雨押え板金がないのでこちらも
クラシックタイルの雨押え板金を使い仕上げていきます。
雨押え板金を取付ける際には、裏側の外壁と接する所にシーリングを充填。
取付け後には、雨押え板金の上端にもシーリングを充填いたします。
段違いの屋根と軒天の隙間には、板金を加工して取付けました。
破風板との隙間は、破風板金を取付ける際におこないます。
ケラバ板金と棟板金が合わさる所は、五角形に加工してキャップを取付けています。
2階の大屋根 葺き替え工事は完成いたしました。
次回は、中2階の屋根 葺き替え工事をお伝えいたします。【File No,3】
Re:zen~りぜん~@横浜