Works施工事例
横浜市 K様邸 屋根葺き替え工事/雨樋工事【File No,5】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
横浜市 K様邸の破風板金・破風塗装・雨樋改修工事をお伝えしていきます。
破風板部分ですが… 塗装予定でしたので足場が架かってから、塗装前のケレン作業をしましたら
塗膜の剥がれが酷かったのもあり、木材が腐食している箇所もあったので塗装ではなく破風板金を
施工することになりました。軒樋が付いている鼻隠し部分は傷みが少ないので塗装をします。
雨樋改修工事のため既存の雨樋を撤去します。軒樋の吊り金具を撤去後に
鼻隠し全体をサンドペーパーで、ケレン作業をしていきます。
下塗り中。それほど鼻隠しは傷んでいなかったので下塗り→上塗りで仕上げていきます。
ローラーの左側が下塗りで、右側が上塗り中になります。
同じ色でも乾いている所と塗りたてでは違いがわかりますね。
以前の塗料より明るい白色を選定したので、一段と綺麗になったと思います。
上下の外壁材の間にある幕板の傷みが目につく所は塗装していきます。
塗膜のヒビ割れ部分を、ケレン作業したらこれだけ塗料は剥がれます。
幕板は元々の色で塗装しています。
ベランダ内にある幕板も塗装しています。
こちらは中2階としてお伝えした所です。破風板と言えば白い木部ですが、その下の緑色板金の立ち上がりが、
破風板に差し込んでいるだけなのでベコベコしています。よって緑色板金・破風板を1枚物で加工した板金で
覆って取付けていきます。板金材はサビにくいガルバリウム鋼板を使用しています。
板金も下部から上部へと施工。
板金は側面に白い釘で留めています。中2階の大きい板金では下端をディプロマットにビスで留めています。
板金とディプロマットの隙間にはシーリングを充填しております。
2階の大屋根部分にありました段違いの所です。瓦より薄いディプロマットになったため
隙間ができていましたが、緑色板金と破風板金を加工してご覧のように仕上げています。
このページの上にある傷んでいた破風板も、板金で施工することによって剥がれや腐敗の心配もなくなります。
ここの箇所は破風板部分と、三角部分の2枚の板金材から出来上がっています。
外壁塗装をされる時には、もちろん付帯塗装で破風板も塗られると思いますが、
板金を施工されることによって素地の耐久性・美観性を保てるのは間違いありません。
新しい雨樋を取付けていきましょう。
雨樋には軒樋と竪樋があります。まずは軒樋の吊り金具の取付け。
軒樋は屋根からの雨水を地上に送るため、吊り金具の設置をする時に勾配がとれているかが重要になってきます。
そのため水糸を端と端の吊り金具に括って、間になる吊り金具の高さを調整をしながら取付けていきます。
側面から見ますと軒樋は、しっかり吊り金具に固定されているのがわかります。
軒樋の端部分には止め部材を取付け。
雨水を軒樋から、竪樋に送るための集水器になります。
軒樋の開口部は、適度な大きさで開けています。
軒樋と軒樋の継手部分であるジョイントです。
こちらは、あまり使うことのない角度の出隅(コーナー)でした。
竪樋を止めている金具は、デンデンと言います。
今回、使用しました雨樋はパナソニック製品になります。
軒樋【シビルスケア PC50 / ミルクホワイト】 竪樋【PC30 / ミルクホワイト】
以上で、全ての工事は完成となります。
棟板金・ケラバ板金は段差のある同質材で仕上げたことによって
温かみがあり、ラグジュアリーな存在感があります。
何ヶ所か段違いになる屋根面があり、そのぶんケラバ部分も
多くなるので同質材が映えてきますね。
破風板金が引き立って見えます!
足場解体中に最終チェックをおこない、足場解体後に清掃をして完工となります。
工事後に時間が経って気付くことや、気になることが出てきましたらご遠慮せず
おっしゃって下さい。今後とも、よろしくお願いいたします。
施工中はお客様をはじめ、近隣の皆様にもご不備や
ご迷惑をおかけ致しましたが、無事に作業が終わり
ました。この場を借りてお礼申し上げます。
【File No,1】【File No,2】【File No,3】【File No,4】そして今回の計5回でお送り致しました。
Re:zen~りぜん~@横浜