Works施工事例
相模原市 K様邸 屋根カバー工事/外壁塗装工事【File No,1】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
相模原市にお住まいの K様邸から屋根カバー工事・外壁塗装工事のご相談をお受けしました。
築後19年経過したお宅になります。お家の周りには緑が多くとても自然に恵まれた場所です。
現地調査にお伺いした時の状態をお伝えしていきましょう。
外壁は全体的に色褪せが見られます。
既存の屋根材は1996~2008年まで製造された、ニチハの『パミール』になります。
パミールは屋根材にアスベストの使用が禁止されてからの製品になります。
アスベストが含まれている時とは粘着性が低くなり、強度を確保するのが難しくなっています。
パミールで最も見られる不具合では、スレート材の層がポロポロと剥がれてしまう層間剥離です。
表面が剥がれてしまうと簡単に雨水を吸い込み、乾きを繰り返しているうちに剥がれ落ちていきます。
屋根を十分に気をつけて歩いても、多少なり剥がれてしまう状態でした。
棟板金を留めている釘浮きが、あちこちに見られます。
釘の半分ほど抜けています。
今回は屋根カバー工事をおこないますので、棟板金は新しい物になります。
サイディングとサイディングの継手にある縦目地のシーリング(コーキング)です。
新築時には隙間はないはずですが… K様邸はとても日当たりがよいため西面では
シーリングの断裂してしまっている箇所が多々見られました。
シーリング表面にはヒビ割れが見られ痩せてきています。
出窓、サッシ廻りのシーリングも確認できるほど痩せ、ヒビ割れが進行してしまっている状態です。
様々な気象条件や立地条件によって、塗膜やシーリングの劣化速度は驚くほど変わってきますので
一面だけを見て大丈夫だと思わずに、定期的に注意深く隅々を確認することが大事になってきます。
こちらは1階と2階の間にある幕板になります。幕板上端にもシーリングの劣化が見られます。
外壁面と外壁面を納めているコーナー部分です。サイディングの反りが見られる所も。
北面にはコケや藻の発生が見られます。コケは一般的に北面に発生するケースが多いですが、
風通しが悪い等の条件がいくつか重なると、方角関係なく発生する事もあります。
雨樋の軒樋・竪樋にもコケが見られます。
ご期待に添えるよう丁寧に作業を進めていきますので、宜しくお願い致します。
次回は、2階の屋根カバー工事をお伝えします。【File No,2】
Re:zen~りぜん~@横浜