Works施工事例
相模原市 K様邸 屋根カバー工事/外壁塗装工事【File No,3】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
相模原市 K様邸では屋根カバー工事は終わり、外壁塗装を進めていきます。
塗装工事のスタートは高圧洗浄から始めます。洗浄不足だと数年で不具合が生じる原因に
なってしまいますので、時間をかけて隅々までしっかりと汚れなどを洗い流していきます。
ベランダ内の洗浄中。
20年近くの汚れもご覧のように綺麗になってきました。
サイディングとサイディングの合せ目部分の縦目地では、シーリングの打ち替えをおこないます。
打ち替えの作業では、サイディング断面の古いシーリングをできるだけ削ぎ落していくのが大事
になってきます。
シーリングを撤去するとハットジョイナーという、シーリングが後ろに抜けないようにすると共に適正な量を充填
できるようにするバックアップ材が使用されています。このハットジョイナー自体は金物で表面の青い部分は薄い
絶縁テープでボンドブレーカーと呼ばれている物です。この目地の突き当りを目地底と呼びサイディングのシーリ
ングは、この目地底には接着しない二面接着が正しい施工になります。まれに三面接着されている事がありますが
時間が経ちシーリングが痩せてくると割れやすくなる事が多いので正しい施工ではありません。ボンドブレーカー
にはプライマーもシーリング材も接着されないようになっているので、問題がある場合には必然的に対策が必要に
なります。
19年間お疲れ様でした・・・といったところでしょうか。
縦目地では打ち替えをおこない、サッシ廻りなどは既存のシーリングの上にプライマーを
塗ってから、新しいシーリングを充填する増し打ちで仕上げていきます。
新しいシーリングを流し込む前にマスキングテープで養生をします。
しっかりシーリングを密着させるため、充填部に専用下地材であるプライマーを塗布。
新しいシーリング材は、シャープ化学工業【シャーピー / ヘンセイシリコーンNB-LM】を使用。
ノンブリード配合により仕上げ塗材への黒ずみや汚染がほとんどありません。耐候性・耐久性に
優れて防カビ剤配合でもある製品になります。シーリングはヘラでなでる際に多過ぎず、少な過ぎ
ない適度な量を充填していきます。
シーリングを充填している人間の後を、追っかけてヘラで丁寧になでていきます。
サイディングのコーナー部分にもシーリングを。ヘラでなで終わりマスキングテープを撤去。
縦目地の打ち替え。
サッシ廻りの増し打ち。
出窓上も増し打ち。
外部通気口(ベントキャップ)廻りにも増し打ち。しっかりと防水性能を
高めた上で、新たに塗装作業にはいっていきましょう。
基礎水切りになります。鉄部には塗料の密着をよくするため、サンドペーパーでケレン作業が大切に
なってきます。サンドペーパーで擦れているのがわかります。ケレン作業を省略すると上に塗る塗料
の密着が非常に悪化します。
ケレン作業後には、下塗りのサビ止めを塗っていきます。
出窓・勝手口庇にもサビ止め塗布。エスケー化研【エポサビα / アカ】を使用。
外壁の塗装を進めていきましょう。外壁の下塗り材としてエスケー化研【ミラクシーラーエコ / クリヤー】を
塗っています。下塗り材は中・上塗り材の密着性を高めるだけでなく、塗料の吸い込み止めの役割もあります。
素地に直接塗料を塗っても塗膜が安定しないので、綺麗に仕上げる為に必要な工程になります。
1階の石目調サイディングでは溝が深くローラーだけでは、
しっかり塗れないのもありハケを併用して塗っていきます。
2階の外壁では中塗りを進めています。塗装の各工程では平面をローラーで塗る前に、
ローラーでは塗りにくいサッシ廻りなどを、ダメ込みと言ってハケで塗っていきます。
左面が中塗りで、右面が下塗りになります。2階の中塗り・上塗りには
エスケー化研の【クリーンマイルドシリコン / N-80 5分艶】を使用。
1階の中塗り中です。
左面が中塗りで、右面が下塗りになります。1階の中塗り・上塗りには
エスケー化研の【クリーンマイルドシリコン / N69-50D 5分艶】を使用。
ダメ込みも終わり上塗り中。
ブルーに見える面は中塗り。グレーに見える面は上塗りになります。
中塗りも上塗りも同じ塗料ですが、乾いた所と塗ったばっかりの所では全然違う色に見えますね。
ベランダ下の下塗り中です。
ベランダ下の上塗りを仕上げています。塗装工事も徐々に完成に近づいています。
鉄部の中塗りを進めていきます。外壁以外の破風板・鉄部・幕板・雨樋のこげ茶には、
関西ペイント【セラМレタン / H22-30B 5分艶】を使用しています。
中塗りが乾いたのを確認して上塗りを塗っていきます。ハケの左側が乾いた中塗りで右側が上塗りになります。
1階と2階の間にある幕板です。幕板の継ぎ目にはシーリングの打ち替えをしてから、
下塗りのミラクシーラーエコを塗ってあります。
その幕板のローラー上が乾いた中塗りで、ローラー部分が上塗り中です。
幕板の上端になります。2階のホワイト色との境になりますが、器用にハケを使いこなしていますね。
竪樋の上塗り中です。
外壁・幕板・竪樋の仕上りも良い感じです。
出窓上もご覧になっておわかりになるように、最後の仕上げをおこなっています。
こちらの破風板も仕上げ中です。
外壁と破風板の塗り分け箇所も、綺麗に仕上がっているのがわかります。
軒樋にはコケの付着が見られましたが、綺麗に仕上がっています。
勝手口の庇です。上面だけではなく裏面でもケレン作業→サビ止め→中塗り→上塗りで仕上げています。
出窓下にはホワイト色をチョイス。
色褪せをしていた集水器は新しい物に変えた? というほど綺麗になっています。
ベントキャップ廻りのシーリングも綺麗になっています。
工事最終日には足場の解体を進めつつ各部の最終チェックをします。
クオリティ高く仕上がったのではないでしょうか。施工前の写真と見比べて頂くと、
同じ角度から撮影しても印象の異なる雰囲気になり、非常に綺麗に仕上がりました。
施工中はお客様をはじめ、近隣の皆様にもご不備や
ご迷惑をおかけ致しましたが、無事に作業が終わり
ました。この場を借りてお礼申し上げます。
【File No,1】【File No,2】そして今回の計3回でお送り致しました。
Re:zen~りぜん~@横浜