Works施工事例
二宮町 T様邸 屋根カバー工事/付帯塗装/外構工事【File No,3】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
T様邸の工事を進めていきましょう。
前回は外構工事をお伝えしましたが…今回からは建物の
施工をお伝えしていきますので、宜しくお願い致します。
屋根カバー工事を進行していきます。
足場を架けていきます。これだけ大きいお家ですので裏側に行くのも大変ですが
物損はもちろんの事、安全面にも細心の注意を払い組み上げていこうと思います。
屋根カバー工事では凸のある棟板金、雪止めを解体撤去していくのですが、まず
雪止めをサンダーでカットしていきます。鉄製の雪止めをカットしていますので
ご覧のように鉄粉が飛びます。高圧洗浄後に鉄粉を飛ばすと場所によってはサビ
てしまいますので、高圧洗浄前に雪止めだけは撤去します。そして高圧洗浄時に
飛び散った鉄粉を屋根・外壁としっかり洗い流しつつ、汚れなども洗い落として
いきます。高圧洗浄の際に棟板金を解体していると雨漏りの原因になりますので
棟板金は高圧洗浄後に解体いたします。
雪止めを固定している釘はスレート材の下に隠れていまして、スレート材を
割らずして釘を抜くのは無理なため、見えている範囲で切断していきます。
雪止め撤去後に高圧洗浄をおこないました。あれだけ付着していたコケや藻が
しっかり洗い流されているのがわかると思います。
新しい屋根材にはアイジー工業【スーパーガルテクト / モスグリーン】を使用。
屋根の大きさは200㎡以上もあり、1箱6枚入っているスーパーガルテクトが45箱
もありますので圧巻です。
スーパーガルテクトの下端をひっかけるため、軒先(唐草)板金を取付け。
屋根面妻側(端部分)にはケラバ板金を取付け。スーパーガルテクトの
端部分を納める板金材になります。板金が重なる所にシーリングを。
軒先板金とケラバ板金の重なる部分です。
1段目のスーパーガルテクトは下端を、しっかりひっかけてから上部をビスで
留めます。赤いラインは屋根骨組にある垂木の位置になり、その垂木にビスを
固定しています。側面から見える白い部分は断熱材になります。防水シートで
あるルーフィングには、田島ルーフィング【PカラーEX+】を使用。
軒先から2段目と3段目には雪止めを取付け。
スーパーガルテクト本体はビス留めです。長さは43㎜のビスになります。
南西屋根はもう少しで張り終わりますので、そろそろ棟板金を撤去しましょう。
天気状況もありますので一気に棟板金を解体せず、頃合いを見て撤去していきます。
貫板撤去後にルーフィングを重ね貼りします。北西の屋根も少しずつ進めております。
南西屋根のスーパーガルテクトは張り終わりです。
棟板金を仕上げる前に下地材である貫板を取付け。新しい貫板には木材より耐久性のある
KMEW【タフモック】という樹脂製を使用。タフモックとスーパーガルテクト取合いには
シーリングを充填。
外壁と屋根面の取合いも納めていきましょう。
こちらでも下地材が必要でタフモックを取付け。こちらでの仕上げ板金材は
雨押え板金になります。
タフモックとスーパーガルテクトの取合い、雨押え板金同士が重なる所に
シーリングを充填。
雨押え板金の立ち上がり裏面は外壁材と接しますので、立ち上がり箇所にもシーリングを
おこない雨水の内部浸入を防ぎます。のちのち見えなくなる部分だからこそ、しっかりと
施工していく事が大事になっていきます。そういった箇所は私たちも慎重すぎるくらいに
問題が無いか確認作業を繰り返します。
雨押え板金をタフモックにビスで固定。
雨押え板金の上端にはシーリングを充填して南西屋根は完成になります。
北西屋根の棟板金を解体していきます。撤去を雑におこなうと既存のスレート材を
割ってしまう事にもなりますので慎重に解体していきます。
ルーフィングを1段貼り、スーパーガルテクトを張りを繰り返していきます。
白いラインは垂木の位置になります。
徐々に仕上がってきました。
北西屋根は張り終わりになります。
タフモックの構造には雨水排水溝と、雨水排出溝が設けられて防水性が
アップされています。幅と厚みは7種類ありますが長さは全て3mのみに
なります。黒いテープは防水テープでスーパーガルテクトの上端からの
雨水浸入を防いでいます。
要所要所にはシーリングを。
北西屋根も完成です。
屋根面で1番広い東面の屋根を頑張っていきましょう。軒先から2段目に
設置している雪止めの横間隔は910㎜になっています。
3段目の雪止めは最初に2段目の雪止めから455㎜ズラしてから
横に910㎜間隔で設置していきます。
2段めと3段目に互い違いで455㎜ピッチで設置。このような感じです。
スーパーガルテクトは1枚の全長が3100㎜あり屋根材右端ですが水色の折り曲げが
あります。次に張る屋根材との重ね部分を設けて、雨水の浸入を防ぐ構造になって
います。さらに6つある小さく膨らんでいますのは雨水が万一内部に侵入しないよう
シャットアウトする排水機能を備えてあります。
軒先板金、ケラバ板金、スーパーガルテクトの交わり箇所。
屋根面妻側の納まり。
東面屋根ラスト1枚…
1番広かった東面も無事、張り終わりです。
棟板金の納めを進めていきます。タフモックは75㎜のビスで固定。
こちらでも要所要所にシーリングを充填。シーリングをする事によって
雨水の浸入防止になりますし、台風などの強風に対しては飛散しにくい
頑丈な物になっています。
棟板金も取付け。 ビシッ!と仕上がっております。
残すところ切妻屋根だけになりました。北面の方にはケラバ板金を設置します。
切妻屋根は北面、南面がありますので、スタッフが分かれて
それぞれの面を張り上げていきます。
南面にはケラバ板金はありません。
棟板金部分には換気棟が設置されていましたので、
仕上げにも新しい換気棟を設置いたします。
貫板も撤去。
換気棟部分には換気のためルーフィングに穴を開けときます。
最期の1段はスーパーガルテクトの高さを切断して張ります。
水色の立ち上がっている板金材は、4つのパーツからなる換気棟のうちの1つ目です。
タフモックを取付け。
タフモックを覆う板金材が換気棟2パーツ目になります。
穴が開いている棟板金が換気棟メインパーツ3つ目です。
換気棟以外の棟板金、雨押え板金の下地にもタフモックを取付け。
雨水の浸入を阻止するため、念には念を…の気持ちでシーリングをおこなっています。
外部でのシーリング箇所にはマスキングテープで養生。
シーリングを充填してから…
ヘラでなでて…
マスキングテープを取って仕上り。
換気棟4つ目のパーツは換気棟両端に取付けるキャップになります。
雨押え板金の立ち上がり部分はステンレスのビスで留めています。
切妻屋根も完成いたしました。
200㎡以上もありました屋根でしたが綺麗に仕上がり屋根カバー工事は完成になります。
スーパーガルテクトは、メーカー製品保証が塗膜のヒビ・割れ・剥がれ・膨れに15年/
赤さび20年/穴あけ25年と保証期間も長くなっております。
屋根職人から塗装職人へとバトンを渡していきます。
次回は、付帯塗装工事をお伝えします【File No,4】
Re:zen~りぜん~@横浜