Works施工事例
二宮町 T様邸 屋根カバー工事/付帯塗装/外構工事【File No,4】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
二宮町 T様邸の屋根カバー工事/付帯塗装/外構工事をおこなっています。
今回は最後の作業となります外壁や屋根以外の付帯塗装工事をお伝えして
いきます。T様宅で塗りますのは破風板・軒天・シャッターBOX・霧除け
出窓上部・換気フード・勝手口庇・勝手口枠・水切り・雨樋・鋳物照明を
塗装していきます。
塗装前に素地調整をおこないます。塗装時に邪魔になる粉塵、塵埃、塩分、さびなどの
付着物を出来るかぎりサンドペーパーで取り除く必要があります。あと素地調整をする
もう1つの理由として表面にわずかな凹凸をつけることで、塗料が表面の目に入り込み
付着性が向上し剥がれにくくなるためです。ケレン作業は基本、鉄部でおこないますが
それ以外でも材質を問わず、しっかり素地の状態を見極めておこなっております。
ケレン作業後、鉄部にはサビ止めを塗っていきます。細かい所などは刷毛で塗って
いきます。エスケー化研【エポサビα / シロ】を使用。高防腐性能のある塗料です。
平らな所ではローラーで塗ります。
中塗りに入り刷毛塗り。細かい箇所でもしっかりと!
仕上げの上塗りに入ります。水切りはケレン→サビ止め→中塗り→上塗りの
工程で仕上げています。
勝手口庇です。サビ止め塗布。
庇の側面はプラスチックですが、上端が綺麗になって側面が汚れているのも
どうかと思い塗装しました。勝手口庇はケレン→サビ止め→中塗り→上塗り
の工程で仕上げています。
こちらはシャッターBOXになります。只今、中塗り中。
乾いた中塗り部分と、塗りたての上塗りの差がわかりますね。
シャッターBOXでの工程もケレン→サビ止め→中塗り→上塗り
と仕上げています。
出窓上部の塗装です。
ローラー付近が中塗りと上塗りの境になっています。付帯箇所の軒天、鋳物照明以外に
使用しました中・上塗り塗料は、エスケー化研【クリーンマイルドシリコン / N-90】
を使用しています。
出窓上部での工程もケレン→サビ止め→中塗り→上塗り
と仕上げています。1ヶ所の部分でも乾きを含め4工程を
丁寧に完成させていきます。
広い面はローラーで塗っていきますが、サッシ廻りや写真のような際部分では
刷毛でダメ込みっと言ってどこで縁を切るかを、しっかり考えていきます。
このダメ込みと言う作業は非常に重要な作業で、見切り部分をどこで付けるか
によって建物を見た時の印象が大きく変わる所でもありますので、どのように
進めるか私達も塗装職人とよく話し合い、一番ベストな方法で進めてもらって
います。
北面の軒天は高圧洗浄でも汚れを落としきなかったので、ケレン作業を
おこなってから塗装。軒天塗装は通常二回塗りが基本ですが、方位等の
条件によっては塗装の劣化が著しい所や汚れが酷い箇所では三回塗りで
仕上げをしていく場合もあります。どのお宅でも施工前に家全体を点検
しますが、東西南北同じように劣化が進んでいる家はございませんので
劣化状況が激しい箇所、そうでない箇所をしっかりと把握してそれぞれ
適切な施工を進めていく事が大事になってきます。
北面ではケレン→下塗り→中塗り→上塗りで仕上げています。
北面以外の軒天では高圧洗浄で汚れを洗い流せたので下塗り→上塗りで仕上げています。
軒天の塗料は、ロックペイント【エバーロックネクスト / オフホワイト】を使用。
シミ止め性が求められるところに適しており、湿度の高い所でもカビや藻の発生を抑え
られる塗料になります。
破風板にもケレン作業をおこなってから、下塗り材を塗っていきます。
エスケー化研【マイルドシーラーEPO / クリヤー】を使用。密着性の
塗料になります。
中塗り中。
上塗り中。破風板はケレン→下塗り→中塗り→上塗りの工程で仕上げています。
下塗り中。雨樋の下塗り材は上塗りと同じクリーンマイルドシリコンを使用。
上塗り中。
上塗り中。
雨樋は下塗り→上塗りの工程で仕上げています。
雨樋は新築時と比べると紫外線の影響で色褪せが目立ち、雨樋自体の硬化も進み
割れやすくなってきます。塗装をする事により、硬化速度を遅らせてあげる事が
大事になるでしょう。
勝手口枠の下塗り材には破風板と同じマイルドシーラーEPOを塗布。
勝手口枠の中塗り→上塗り中。共にクリーンマイルドシリコンを塗布。
勝手口枠ではケレン→下塗り→中塗り→上塗りの工程で仕上げています。
換気フードは鉄部なのでケレン→サビ止め→中塗り→上塗りの工程で仕上げています。
鋳物照明を塗っていきます。照明傘の裏側を刷毛で下塗り中です。
照明傘表面は上塗りに入っています。
下塗り中です。黒い部分を細い刷毛で丁寧に塗っています。
このような細かな作業では、職人の技術の高さがわかります!
上塗り中。塗料にはクリーンマイルドシリコンのブラックを使用。
艶があるぶん新品の時より綺麗だと思います!
鋳物照明はケレン→下塗り→上塗りの工程で仕上げています。
完成までの最後の作業になりますシーリングの打ち替え、増し打ち作業を
進めていきます。サイディングとサイディングの接合部にある縦目地では
既存のシーリングをカッターを使い撤去していく打ち替えをおこないます。
シーリングを打ち替えする場合は出来るだけ、サイディングの断面の
既存シーリングをそぎ落とし、新たなシーリングを打ち替えする事が
大事になってきます。
縦目地部分の撤去したシーリングになります。
使用するシーリングの量は縦目地シーリングの長さより、サッシ廻り
などの増し打ちシーリングの方が圧倒的に量を使います。
縦目地、サッシ廻りなどにマスキングテープで養生をしていきます。
外壁材が凸凹していますので、テープを貼る際には特に凹み部分から
シーリングがはみ出ないように、十分に注意しながら貼っていきます。
シーリングとの密着性を良くするプライマーを塗布。
新しいシーリングを充填。シーリング材には…
シャープ化学【SHARPIE NB-LM / オイスターホワイト】を使用。
シーリングをヘラでなでていきます。
建物のコーナー部分では、サイディングのコーナー部材が付いていますが
そのコーナー部材の角が開いてしまっている所がありますので、そちらも
シーリングを充填しておきましょう。
シーリングをなで終わりましたら、シーリングが固まる前に
マスキングテープを剥がしていきます。
サッシ廻りの増し打ちです。増し打ちでも密着材のプライマーを
塗ってからのシーリング充填となります。
シーリング打ち替え、増し打ち作業も終盤にさしかかっています。
シーリングがわずかにサイディングのフチに被るように施工されています。
何故かというと、所々サイディングのフチ部分に欠けがあり、その欠けを
埋める為、またそれが今以上に大きくならないよう配慮しこのように施工
させていただきました。
お客様はレンガ調の外壁を大変気に入られていますので、外壁材は高圧洗浄のみで
未塗装になります。とは言っても付帯部分の白い部分が、あまりに汚れているのが
気になっての付帯塗装でした。
軒天は艶消しで塗装しましたが、それ以外の付帯塗装には
艶ありで塗っていますので、綺麗になったのが目立ちます!
それぞれの職人の作業最終日には施工箇所を入念にチェックし、
足場を解体後には最終チェックと、掃除をして完工となります。
施工前後を見比べても変化が少なく見えますが、実際に見てみるとその
違いに驚かされます。非常にクオリティの高い工事をおこなえました。
施工中はお客様をはじめ、近隣の皆様にもご不備や
ご迷惑をおかけ致しましたが、無事に作業が終わり
ました。この場を借りてお礼申し上げます。
また何かございましたら、お気軽に申し付け下さい。
【File No,1】【File No,2】【File No,3】そして今回の計4回でお送り致しました。
Re:zn~りぜん~@横浜