Works施工事例
横浜市 Y様邸 屋根カバー工事【File No,2】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
今回は、屋根のカバー工事をお伝えします。
屋根カバー工事とは既存の屋根材の上に、新しい屋根材を張り棟板金も新規に
施工して仕上げる工事です。まず凸のある棟板金と雪止めの解体撤去を行います。棟板金と内部の貫板を
撤去したら、屋根材のスレート材とスレート材の隙間からルーフィング(防水シート)が見えますが、
経年でルーフィングが傷んでいました。越屋根からの雨漏りとして工事着工でしたが屋根全体の事を考えると、
いいタイミングでの工事だったと思います。
棟板金などの撤去後は砂や釘をしっかり掃除し、新しくルーフィングを貼っていきます。
ルーフィングは軒先(屋根下)から棟先(屋根上)に向かって貼っていきます。
防水シートとも言われるだけあり、雨水からお家を守ってくれる重要な役割をしています。
そのため重ね部分を十分に取り、屋根をしっかり覆って雨漏り対策を行います。
新しい屋根葺きの開始です。まず軒先にガルバリウム鋼板で加工した唐草板金を取り付けます。
屋根材本体の下端を、ひっかける為に必要な板金材です。
雪止めは下段から二段目と三段目に取り付けてあります。上部から落ちてきた積雪を受け止め、
地上に雪の固まりを落とさない役割や、雨樋の破損を防いでくれる役割を果たしています。
今回、使用しました屋根材はアイジー工業の【スーパーガルテクト】です。
ルーフィング同様、軒先から棟先に向かいスーパーガルテクトを張っていきます。
側面の屋根は急勾配ですがスーパーガルテクトの重ね部分を、しっかり確認しながら作業を行います。
雨漏りの原因ともなった越屋根の作業に入ります。念入りに越屋根の壁にもルーフィングを全体に貼り、
越屋根の壁と大屋根の取り合いには水切り板金を取り付けます。越屋根の屋根妻側(屋根の端部分)には、
ケラバ板金を取り付けてあります。
越屋根の軒天部分(空洞箇所)も、新たに垂木で下地を作り軒天を張ります。
壁カバー、軒天、破風板板金、屋根カバーと越屋根は全てを覆うように仕上げました。
板金材は全てガルバリウム鋼板で仕上げていますので耐久性もよく、雨漏りの心配もありません。
今回、屋根急勾配や越屋根もありましたが綺麗に仕上りました。今後、経年での釘浮きやコーキングの劣化は
あるにしても、屋根に大きな金額がかかる工事はしなくてよくなります。
屋根材に使用したスーパーガルテクトですが、「何がスーパーなの?」と
よく聞かれる事がありますのでお答えします。
従来は「ガルテクト」でアルミニウム・亜鉛・シリコンの3成分で構成されていましたが、
2016年3月に新発売した「スーパーガルテクト」は、従来の3成分に加えマグネシウムを添加する事で
防錆性能を強化し、従来品に比べ3倍超の寿命が期待できる超高耐久ガルバリウム鋼板となり
製品名が「スーパーガルテクト」となった訳であります。
メーカーの基材保証期間も、塗膜15年・赤さび20年・穴あき25年と従来の保証期間より長くなりました。
施工中はお客様をはじめ、近隣の皆様にもご不備やご迷惑をおかけ致しましたが
無事に作業が終わりました。
この場を借りてお礼申し上げます。また何か御座いましたら、お気軽に申し付け下さい。
【File No,1】そして今回の計2回でお送り致しました。
Re:zen~りぜん~@横浜