Works施工事例
川崎市 T様邸 屋根カバー工事【File No,2】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
今回は、屋根のカバー工事をお伝えします。
屋根カバー工事とは古い屋根材の上に、新しい屋根材を張っていく工事です。
古い屋根材の下にもルーフィング(防水シート)は施工してありますが、新しい屋根材を張るにあたり
さらに新しいルーフィングを貼っていきます。屋根が二重になるため防水性、断熱性、防音性が向上します。
屋根全体にルーフィングを覆い貼り終わりましたら、新しい屋根材を張る前に屋根軒先に
ガルバリウム鋼板で加工した唐草板金を取り付けます。新しい屋根材をひっかける為に必要な板金材です。
新しく張る屋根材はアイジー工業の【スーパーガルテクト】です。
新しい屋根材の1段目となるスーパーガルテクトですが、1段目の下端をしっかり唐草板金にひっかけて、
屋根材上部は釘を打ち付けて止めます。スーパーガルテクトは1枚の全長が3038㎜あり写真の折り曲げ(水色部分)には、次に張る屋根材との重ねとなる部分を設け、雨水の浸入をシャットアウトする構造になっています。
ルーフィング同様、スーパーガルテクトも屋根下部から屋根上部へと張っていきます。
屋根材との段差がある箇所には雨漏り対策として、板金材を適した形に加工し取り付けるために
下地材である貫板の設置を行います。
サンルーム箇所にもスーパーガルテクトを張っていきますので、上部からの雨水が
屋根段差箇所で内部に侵入しないよう、水切り板金を加工し施工いたします。
段差の水切り板金を取り付けましたら、唐草板金を取り付けスーパーガルテクトをひっかけて張っていきます。
サンルームから流れてきた雨水は途中で止まる事なく、段違いの屋根に落ち下へと流れていきます。
屋根全体の下端にある板金材ですが、既存の板金材では表面にフィルムシールが貼っていて経年で剥がれ落ちて
しまい美観を損なっていました。今後、表面が剥がれる事のないようにガルバリウム鋼板で加工して取り付けます。
ベランダ内の内壁です。【File No,1】でお伝えしました内壁下部は腐食が酷くなっている為、塗装も出来ないので
二度と腐食部分に雨水が入らないように下地を作り水切り板金で仕上げます。
ベランダの内の内壁に全て板金を施工しました。工事前にはコケなどで汚れていた内壁も、
下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りで綺麗に仕上げてあります。内壁に使用した塗料は
関西ペイントの【アレスダイナミックTOP】です。超低汚染であり藻、カビが付着しにくい塗料です。
水切り板金の上部には雨水の浸入を防ぐために、コーキングを充填し仕上げとなります。
屋根サンルームからの雨漏り被害で屋根カバー工事をしまして、完成後に水を放水し確認しましたが
雨漏りはしっかり止まりました。結果、施主様は部分補修ではなく屋根カバー工事をされた事に大変ご満足
されて喜ばれていました。雨漏りは屋根上に明確な原因で屋根材に大きな破損があったり、棟板金の飛散などありましたら部分補修で止まる事もありますが、明確な原因がなく雨漏りの可能性が多岐にわたる状況でしたら、将来性を考えカバー工事や、葺き替え工事をおすすめいたします。スーパーガルテクトはメーカーの基材保証に、
塗膜15年・赤さび20年・穴あき25年と保証期間も長くなっております。
施工中はお客様をはじめ、近隣の皆様にもご不備やご迷惑をおかけ致しましたが
無事に作業が終わりました。
この場を借りてお礼申し上げます。また何か御座いましたら、お気軽に申し付け下さい。
【File No,1】そして今回の計2回でお送り致しました。
Re:zen~りぜん~@横浜