Works施工事例
横浜市 S様邸 屋根カバー工事/太陽光パネル脱着【File No,2】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
S様邸の屋根カバー工事/太陽光パネル脱着を、お伝えいたします。
今回は太陽光パネルや野地板を置く場所が必要となりますので、
ベランダ上にステージを設置するよう足場を組んでいきます。
まずは、屋根カバー工事前に太陽光パネルの取り外しを行います。復元する時に現状と
異ならない為にも、パネルには1枚1枚に番号を書いていき、パネル裏側には上下・左右に
接続するケーブルが2本ありますのでケーブルにも番号を書きながら取り外していきます。
太陽光パネルを外し終えるとパネルを固定している架台があらわれます。架台も新しい
屋根材の上に設置し直すので、現状に設置されている場所の寸法を測ってから外します。
パネルの下になっていった屋根材には経年によって砂がたまっていますので、
清掃後に屋根カバー工事を進めていきます。
屋根上の凸になっている棟板金・雪止めの解体撤去が終わりましたら、
野地板を張っていきます。野地板には構造用合板の9㎜を使用しております。
新しい野地板を張りましたら、家にとって大変重要な防水材であるルーフィングを
屋根軒先(下部)から棟先(上部)にかけ貼っていきます。上下の重ねは10㎝となります。
耐久性に優れている『改質アスファルトルーフィング』使用。
屋根材本体を施工する前に役物と言われる板金部材(緑色)を取付けていきます。
写真の板金材は唐草板金です。屋根材をひっかける板金であり、雨水を軒樋に
導く役割があります。役物で使用する鉄板は錆びに強いガルバリウム鋼板です。
1段目の屋根材は唐草板金に屋根材の下端をひっかけて張っていき、
2段目以降は屋根材上部の折り曲げている箇所にひっかけて張っていきます。
こちらの役物は屋根妻側に設置するケラバ板金です。
万一、雨水が入り込んでも下部の軒樋に導く板金材です。
今回、使用しました屋根材はディートレーディングの【ディプロマットスター】です。
2階の屋根面数は6面ありますので1面1面、仕上げていきます。
ディプロマットスターを張り終えましたら、棟板金の下地材となる貫板を取り付けます。
本来、貫板は木材を使う事が多いのですが、KMEWの【タフモック】と言う樹脂製の
商品を施工します。木材と違い腐食する事がなく貫板としては長持ちいたします。
タフモックとタフモックの間には換気棟を取り付けるために換気穴を開けています。
棟板金・換気棟の施工は完成です。
換気棟とは屋根裏(小屋裏)にたまった湿気や、あたたかい空気を排出する役目があります。
S様宅の屋根形状は段違いが3ヶ所ありますので、屋根材と外壁部分の取り合いにも
雨仕舞の板金を設置し板金上端には、コーキングを充填して雨漏り対策を行っています。
取り付けています黒い物はディプロマットスター専用の雪止めとなります。
屋根カバー工事が終わり、太陽光パネルの復元をしていきます。
架台の取り付けから行います。
パネル裏側にある2本のケーブルは上下・左右のパネルを確認しながら接続していきます。
全てのパネルを設置後、電気屋さんに出力テストをしてもらい問題なく無事に終了しました。
1階の下屋根です。こちらの棟板金や、外壁との取り合いの雨仕舞板金の下地材にもタフモックを
施工してあります。雨仕舞板金の上端には、もちろんコーキングを充填しております!
ディプロマットスターの材質は『ジンカリウム鋼板』になりまして自然石粒で仕上げた商品となります。
ディートレーディング製品は表面石粒の効果により、鋼板層への熱伝導が低くなります。屋根材と屋根下地との
間に十分な空気層を確保できるため他の屋根材よりも、屋根裏(小屋裏)へ熱を伝えづらい構造になっています。
メーカー保証として、基材ジンカリウム鋼板のサビによる漏水・基材石粒の極度な褪色・基材石粒の極端な剥離
などが30年保証となります。
施工中はお客様をはじめ、近隣の皆様にもご不備や
ご迷惑をおかけ致しましたが無事に作業が終わりました。
この場を借りてお礼申し上げます。
【File No,1】そして今回の計2回でお送り致しました。
Re:zen~りぜん~@横浜