Works施工事例
川崎市 O様邸 屋根・外壁塗装工事【File No,2】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
川崎市O様邸の塗装工事を進めていきましょう。
屋根塗装・外壁塗装工事を行うにあたり先日、アップしました【File No,1】でも
お伝えしたようにお家の立地条件に少々、問題がありますが塗装作業の安全性を
考慮し足場を組んでいこうと思います。北面、西面にある駐車場には大家さんと
不動産屋さんに工事期間中は駐車場内への歩行だけは了承を得て、東面は隣人の
方に足場設置の了承を頂き、南面は極力お家側に足場を組んでいく事になりました。
四面に設置されているフェンスを全て外していきます。原状復帰するために
フェンスの枚数も多いので1枚1枚、方角と番号を書いておきます。さすがに
支柱は埋め込んでいますので取り外しはいたしません。駐車場内では十分な
注意を払い歩行させていただきます!
仮設足場には「単管足場」と「くさび式足場」がありますが、今回は建物の
立地条件を考え自在に組める単管足場で設置。北面、西面では境界ブロック
の上に足場を組みました。
足場設置完成。
足場設置の翌日に屋根・外壁と、お家全体に高圧洗浄を行いました。
現地調査時の状態よりコケや汚れが洗い落とされたのがわかります。
屋根塗装に入る前に棟板金交換をします。
棟板金を解体して、こちらの貫板も新しく変えますので撤去。
棟板金の下地材となる貫板を取り付けます。
貫板は木材を使う事が多いのですが、木材なので経年劣化は避けられず交換は
いつか必要になってきます。最近では耐朽性に優れた樹脂製の商品がありまして、
KMEWの【タフモック】と言う樹脂製の製品を施工しました。木材と違い腐食
する事がなく貫板としては長持ちします。
タフモック取り付け後、錆に強いガルバリウム鋼板の棟板金を取り付け。
屋根塗装の下塗り前に、鉄部である棟板金・ケラバ板金・雪止めにサビ止めを塗布。
サビが発生し始めたら見た目が悪いだけでなく、進行が進むにつれて
素地全体が脆くなり耐久性が低下してきますので予防のための工程です。
防錆処理が終わりましたら屋根塗装のスタートです。
屋根材と塗料がしっかり密着するように、重要な下塗り材である
エスケー化研【マイルドシーラーEPO】を塗っていきます。
下塗りを塗り終わりましたら、「縁切り」という屋根塗装においては非常に重要性の
高い工程があります。屋根材と屋根材の隙間が塗料で塞がれてしまうと雨水の排出が
出来なくなるために、タスペーサー(黒い樹脂)を入れていきます。スレート材1枚に
たいして2つのタスペーサーを入れ雨水の排出を確保します。
タスペーサーの大きさとほぼ実物大です。
タスペーサーの挿入後です。タスペーサーを入れることにより隙間が2.5㎜になり
雨水の排出が確保されました。基本スレート材の屋根には、タスペーサーを入れますが
屋根材の種類、屋根材の反り、屋根勾配などの状況によっては使用しない事もあります。
平面を塗装する前にローラーでは塗料が入りにくい棟板金の凹凸だったり、
雪止めL部分などは、先行でハケで塗装作業をいたします。
エスケー化研のシリコン塗料【遮熱クールタイトSi】使用。
左側が中塗りで、右側が下塗りとなります。
上塗りが終わり2階屋根は完成となります。
雪止めには錆止め→下塗り→中塗り→上塗りと施工。
玄関上屋根の上塗り中。
玄関上屋根も計3回塗りで完成になります。
屋根塗装に使用した遮熱クールタイトSiは変色、劣化等の変質を起こしにくい
耐候性、防かび防藻性に優れている製品です。クールタイトは特殊セラミック成分が
配合されているため、汚れが付きにくく遮熱機能が長持ちするのが特徴です。
次回は、外壁塗装工事をお伝えします。【File No,3】
Re:zen~りぜん~@横浜