Works施工事例
相模原市 T様邸 屋根カバー工事/雨樋工事【File No,2】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
相模原市 T様宅の屋根カバー工事と、雨樋改修工事をお伝えしていきます。
屋根カバー工事とは既存の屋根材の上に、新しい屋根材を張り棟板金も新しく施工して
仕上げる工事です。今回は野地板張り→防水シート貼り→屋根材張りのカバー工事です。
屋根カバー工事は凸のある棟板金、雪止めの撤去から始まります。
棟板金を撤去しますと、下地材である貫板があります。前日に雨が降ったのもありますが、
雨染みがあちらこちらに見られます。棟板金の内部にあるにもかかわらずこれだけの雨染み
がある原因としては棟板金の浮き、釘浮き部分からの雨水の浸入が考えられます。
所々には貫板の腐食が確認できます。腐食箇所では釘が効かないのも頷けますね。
貫板解体撤去。
棟板金、雪止めの撤去後、屋根の骨組みとなる垂木を確認して墨つぼチョークで位置を出します。
野地板、屋根材ともに垂木にビスを効かせる事によって強度を高めるためであります。
野地板には構造用合板12㎜を使用。野地板に白いラインを出している所が屋根骨組みとなる垂木位置
です。垂木位置が決まりましたら455㎜ピッチに入っている垂木部分の墨だしをしていきます。
野地板1枚(1820×910)にたいして65㎜のビスを20本打って張っていきます。
野地板を張り終わりましたら、必要不可欠な下葺き材であるルーフィング
(防水シート)を、軒先から棟先にかけて貼り上げていきます。
ルーフィングは田島ルーフィング【PカラーEX+】を使用。
耐久性の高い、改質アスファルトルーフィングとなります。
屋根材の下端をひっかける為の唐草板金を取り付けます。
唐草板金も垂木に効かせて止めていきます。
板金材と板金材の接合箇所にはコーキングを充填。
新しい屋根材に使用するのはアイジー工業【スーパーガルテクト・Sシェイドブラウン】
です。スーパーガルテクトは屋根材と断熱材を一体化した金属屋根で耐久性に強く、
断熱性に優れ、さらに軽量なのが特徴です。軒先から2段目と3段目には、雪止めを
互い違いに(455㎜)取り付けてあります。
スーパーガルテクトを屋根面ごとに、軒先から棟先へと張り上げていきます。
屋根材を止めているビスは35㎜を使用。
屋根4面に、スーパーガルテクトを張り終えました。
屋根面と屋根面を納める棟板金の下地材である貫板の取り付けをおこないます。
貫板にはセイキ工業の【SKシリーズ】を使用。木材と違い耐腐食性に優れています。
貫板のSKシリーズを取り付けましたら屋根材との重ね部分に雨水の浸入防止や、
飛散防止のためにコーキングを充填。
棟板金の継ぎめにもコーキングを充填。
棟板金の接合箇所にも雨水が浸入しないように、コーキングを充填して完成となります。
屋根カバー工事は完成となります。スーパーガルテクトはメーカーの基材保証に
塗膜のひび、剥がれ15年・赤さび20年・穴あき25年と保証期間も長くなっております。
屋根カバー工事が終わりまして、雨樋の交換をしていきます。
古い雨樋と吊り金具を撤去していきます。
軒樋を取り付ける際には、雨水が集水器に流れるように
水糸で勾配を確認して吊り金具を取り付けていきます。
集水器は軒樋の雨水を地上に導く竪樋との接合パーツとなります。
吊り金具には軒樋を固定するために外側と、内側にツメがあり
軒樋設置後にツメを曲げて固定しています。
竪樋を固定するデンデンと言われている金具です。
こちらも新しいデンデンに交換しています。
竪樋の取り付け。
雨樋改修工事も完成いたしました。以前の軒樋には経年で勾配が取れていなかったり、
歪みもありましたが交換した事によって、雨樋の役割である地上まで雨水を導く事が
できるようになりよかったと思います。
施工中はT様をはじめ、近隣の皆様にもご不備や
ご迷惑をおかけ致しましたが無事に作業が終わりました。
薬局屋さん、ご親切に駐車場を貸していただきまして
ありがとうございました!!
この場を借りてお礼申し上げます。
【File No,1】そして今回の計2回でお送り致しました。
Re:zen~りぜん~@横浜