Works施工事例
横浜市 K様邸 屋根葺き替え工事【File No,2】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
K様所有アパートの屋根葺き替え工事をおこないます。
屋根工事をする板金屋が忙しく、少々お時間が空きますが足場屋の
予定もありますので、先行して足場を架けさせていただきました。
屋根材がめくれた時に、下葺き材である防水シート(ルーフィング)も、
飛散してしまっているので雨漏り養生をさせていただき垂れ下がって
いる屋根材は危ないので撤去いたしました。
足場を架けてから一週間後となりましたが屋根葺き替え工事を進めてまいります。
屋根の葺き替え工事とは現状の屋根材を解体撤去し、野地板の増し張りをして
から新しい屋根材を施工する工事となります。
最初に瓦棒キャップの撤去。心木が現れますが思いのほか酷くなっていました。
心木を止めている釘は、効いていないのが見てわかると思います。
手で触るとボロボロと…
申し訳ありませんが、台風被害でトタン屋根2列だけの飛散でよかったと思います。
File No,1でもお伝えしましたが、コの字の屋根材も瓦棒キャップもこの心木に効か
せていますので、この状態では屋根全体が飛散していてもおかしくない話です。
タイミングとして、今後の台風に備える屋根工事が出来てよかったと思います。
心木とトタン屋根の解体撤去中。下地の杉板も傷んでいる所がありますので
スタッフ共々、抜け落ちないよう十分に気をつけ作業をおこなっていきます!
黒い物は42年間頑張ってきた下葺き材のルーフィングです。
こちらも剥がせるだけ剥がしていきます。
横は杉板ですが、屋根妻側に取り付けてある破風板にも腐食が
見られました。こちらは補修をしてから屋根材施工となります。
杉板の上に張る野地板と、棟板金下地材の貫板です。
足元の確保もありまして撤去、掃除が終わった面から
野地板12㎜を張っていきます。
野地板張り→ルーフィング貼りが終わりましたら、屋根材下端を
ひっかけるために軒先へ唐草板金の取り付け。
新しく使用します屋根材は、月星商事【MS タフビーム】の縦葺き材です。
昔はトタン屋根に多く用いられてきた瓦棒葺きですが、現在では立平葺きと言う工法が
多く用いられています。立平葺きは心木を使用せずに、専用の固定キャップをはめ込む
ことで屋根材を固定する工法です。
この1枚は墨だしをして張った、基準になる屋根材本体です。向かって左側は屋根妻側の
ため加工するので後回しにして基準から右側へと屋根材を張っていきましょう。ビスが
止まっている凸に右側に張る本体の左側の凸をはめ込み重なる所を『かん合部』と言います。
かん合部を足で踏み込めばガチャッ!ってはまり、しっかりと固定されます。
かん合部を確認しながら張っていきます。
左面の本体棟先は雨水浸入防止のため立ち上げおります。
右面は本体張りが終わりましたら立ち上げます。
屋根材下端は、しっかり軒先の唐草板金にひっかかっております。
屋根妻側のケラバ板金部分。
棟板金をあてながら屋根中心を確認し貫板を取り付けていきます。
まっすぐに取り付けている最中。
棟板金と棟板金の重ねの内部には、いつものようにコーキングを挟んでおります。
先程、屋根材の棟先を立ち上げてありますが…さらに横や下からの雨風を防ぐ
ために、奥まって見づらいですがエプロン面戸を取り付けてあります。
軒先にはタフビーム専用のキャップを取り付け。
雪止めを設置して屋根葺き替え工事は完工となります。
新しく野地板も設置した事ですし、屋根の耐久性は高くなりました。今後、台風や強風時でも
ご安心いただけれると思います。工事をされました顧客様宅には、台風後など見回りで確認は
していますが、万一不具合などありましたら迅速に対応させて頂きますのでお問い合わせ下さい。
施工中はアパート居住者をはじめ、近隣の皆様にもご不備や
ご迷惑をおかけ致しましたが無事に作業が終わりました。
この場を借りてお礼申し上げます。
【File No,1】そして今回の計2回でお送り致しました。
Re:zen~りぜん~@横浜