Works施工事例
横浜市 T様邸 屋根カバー工事/外壁塗装/雨樋工事【File No,2】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
横浜市 T様邸の屋根カバー工事をおこなっていきます。
T様をはじめ近隣の皆様にもご迷惑をおかけする事と
存じますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
T様邸のお家は2階建てになります。道路面の玄関が見え
ます階が2階になり、土地が下がった所が1階になります。
2階に台所やリビングがあります。屋根裏の真下にありますので
夏の間は2階がとても暑くなるそうです。そのために対策工事が
ご希望で屋根カバー工事と、外壁の遮熱塗料を検討されていました。
1週間前にはご近所様に挨拶回りをおこない、着工日を迎えました。
左右隣家との距離が狭い所もありますので、周囲に気を配りながら
足場設置作業を進めていきます。
棟板金の中央に見えます一回り大きい板金は換気棟になります。
でっぱりのある棟板金、換気棟、雪止めを解体撤去していきます。
換気棟部分には内部にも下地の板金が取付けられています。
こちらも撤去します。
貫板の木部にはカビや雨染みが目立ちます。
換気棟の開口部ではスレート材がくっついていたり、下地材の野地板同士の隙間が
狭かったりで本来の換気機能が十分に生かされているの? といったところでしょうか。
解体しました棟板金、貫板になります。
暑さ対策にもなります野地板の重ね張りをしてから屋根カバー工事をおこないます。
野地板張り→防水シート貼り→新しい屋根材張りの工程で作業を進めてまいります。
白いチョークラインは屋根骨組にある垂木の位置になります。
その垂木に野地板と、新しい屋根材をビスで留めていきます。
左の屋根平面には防水シートであるルーフィングを貼っていきますが、
右面には谷部分がありますので、先に谷部分のルーフィングを1枚物で
貼ってから平面部分を貼っていきます。
田島ルーフィング【PカラーEX+】を使用。ルーフィングの重ね部分には
防水テープを貼っています。工事の進行によっては手を付けない面もあり、
高台ですし強風が不安なもので…
白いチョークで垂木位置の墨出し。
屋根材本体を施工する前に下準備として、何種類かの板金材を取付けていきましょう。
屋根面と屋根面の合わさる凸は棟板金ですが、こちらは屋根面と屋根面の合わさる凹の
谷板金になります。雨天時には雨水がもっとも流れる板金材になります。
出来ればルーフィング同様に1枚物で取付けたいところですが、谷板金の長さが2727㎜しか
ないため、どうしても繋ぎ合わせることになります。繋ぎ部分の重ね幅をしっかり取り内部
にはシーリングを充填しています。
屋根材本体の下端を引っ掛けて固定するための軒先板金。
屋根面の端部分になる所にはケラバ板金。屋根面の下端になる所が軒先板金。
新しい屋根材には、アイジー工業【スーパーガルテクト / Sシェイドチャコール】を
チョイス。使用する屋根材や部材などを全て置いておくスペースがないので何回かに
分けて運んできます。
1段目は軒先板金にスーパーガルテクトの下端をしっかり引っ掛けて固定します。
軒先から2段目に雪止めを横間隔910㎜で取付け。
軒先から3段目の雪止めは、2段目の雪止めから455㎜ズラして横間隔910㎜で取付け。
雪止めもスーパーガルテクトも、50㎜のビスで垂木に効かせて固定しています。
屋根面端部分でのスーパーガルテクトはご覧のように納まっています。
ケラバ板金上部になります。
谷板金に見えます白いチョークに沿って、スーパーガルテクトを切断していきます。
徐々に完成に近づいています。
入母屋部分です。本体張りは終わりましたので破風板、軒天との屋根材との
取合いには雨押え板金で仕上げていきます。
こちらの外壁との取合いにも雨押え板金を取付けます。
前述でお伝えしました換気棟の開口部になります。スレート材同士がくっついてた所、
野地板同士で隙間が狭い所では、適正な間隔を取るよう余分な部分はカットしました。
棟板金、換気棟を取付ける前に下地材の貫板を取付け。樹脂製の
KMEW【タフモック】を使用。軽量で耐久性が高い部材です。
タフモックとスーパーガルテクトの接する所にシーリングを充填。
ここまでは3つのパーツを取付けた換気棟の側面になります。
換気棟は4つ目のパーツであるキャップを取付けて仕上り。
谷板金ではスーパーガルテクトをカットした断面にキャップを取付け仕上り。
こちらの棟板金も仕上げていきましょう。
棟板金と棟板金が重なる内部にもシーリングを。
2階 屋根東面の仕上り。
換気棟のキャップ周りにもシーリングを…
北面の軒先板金と、ケラバ板金の交わりを棟板金で仕上げ。
こちらにもシーリング。
入母屋部分の仕上げをおこなっていきます。雨押え板金の、
立ち上がり裏面は外壁と接する所なのでシーリングを充填。
要所にシーリング。
2階 屋根カバー工事は完成になります。
引き続きまして… 東面1階の屋根カバー工事を仕上げていきます。
野地板を張ります。
ルーフィングが貼り終わり軒先板金、ケラバ板金の設置。
スーパーガルテクトは張り終わりました。
外壁沿いに防水テープを貼ってから貫板を取付け。
こちらでも貫板とスーパーガルテクトの取合いにシーリングを充填。
1階 屋根の完成写真になります。
既存の屋根から野地板12㎜・ルーフィング1㎜・スーパーガルテクト16㎜の計29㎜
ほど厚くなっていますので、夏シーズンの暑さを軽減できたのではないでしょうか。
スーパーガルテクトは、メーカー製品保証が塗膜のヒビ・割れ・剥がれ・
膨れに15年/赤さび20年/穴あけ25年と保証期間も長くなっております。
次回は、外壁塗装工事をお伝えします。【File No,3】
Re:zen~りぜん~@横浜