Works施工事例
横浜市 K様邸 屋根 葺き替え工事/棟瓦積み直し/雨樋工事【File No,1】
こんにちは。Re:zen~りぜん~@横浜です。
横浜市 K様邸の屋根 葺き替え工事・棟瓦積み直し・雨樋工事をさせていただきます。
K様は昨年の3月に弊社で、1階屋根葺き替え工事を部分的に施工されましたお客様に
なります。今回、お話しをいただきましたのは以前の施工箇所以外の所から雨漏りが
するという事で、工事のご依頼になります。現地調査にお伺いした時の現況をお伝え
していきましょう。
手前に見えます黒のスレート屋根が以前、葺き替え工事をした箇所になります。
雨漏りがされているのは、古いスレート屋根の中央より壁よりとの事でした。
中央左にスレート材を1枚だけ差し替えている所があります。その左側を見ると
スレート材が濡れているのがわかると思います。壁沿いにあるエアコンホース
の曲り部分にドレンホースの排出口があるので、エアコン使用時には常に水が
排出され濡れている状態になります。お客様に雨漏り箇所の確認をしましたら
濡れている箇所らへんとの事でした。それ以外にも屋根を一通り歩いてみると
下地が沈む所もありますので、スレート材を剥がした時に再度確認してみます。
このようなヒビ割れは至る所で見られます。こちらも雨漏りの原因になります。
妻側の破風板になります。腐朽が激しく穴が空いてしまっています。上から
端材で塞いでくれればいいとの事なので、野地板で対応させていただきます。
2階は7面からなる瓦屋根になります。こちらでは棟瓦の積み直し工事をおこないます。
傾いている大きい瓦は『鬼瓦』。鬼瓦右側の頂上にあるのは『冠瓦』。冠瓦の
下にある瓦は『のし瓦』といいます。鬼瓦は全部で6ヶ所に設置されています。
積み重ねるように設置されているのし瓦ですが、経年と共にズレが酷くなっています。
西面にあります鬼瓦です。こちらは傾くというより崩れてしまっています。
K様はスレート材箇所の雨漏り以外に、こちらの鬼瓦部分の崩れも気にされていました。
崩れている鬼瓦以外の瓦状況もお伝えしましたら、鬼瓦を含め全体の棟瓦積み直しする
という経緯になりました。
南西部分になります。頂上で平らな棟ではなく斜めに勾配になっている隅棟になります。
北西部分の隅棟には冠瓦の重ねがズレれてしまっている所を確認。
のし瓦と瓦本体の間にあります漆喰部分です。表面の漆喰が剥がれてしまい内部の
葺き土が見えてしまっています。
漆喰があるうちはいいのですが、剥がれてしまうと葺き土が雨風に晒され崩れてきて
しまいます。この状態ですと雨漏りの原因に繋がります。棟瓦の積み直しでは、一度
冠瓦・のし瓦・鬼瓦・葺き土を撤去して清掃をおこなった後に、新しく土台作りをし
外した鬼瓦・のし瓦・冠瓦と積み上げていきます。
谷板金には経年でサビが目立ちます。他に屋根が段差になっている所にも板金があり
サビてしまっています。ケレン作業をおこなってから塗装をおこないます。
南面には瓦の重ね部分の浮きが多く確認できました。浮き具合は出来る範囲で
直しておきます。
雨樋の劣化も目立ちます。軒樋に溜まった雨水を集水器に流すための穴が集水器の
外にズレてしまっています。この状態では集水器の役目がありません。
半月(半丸)軒樋を固定している金具の銅線があちこちで切れています。至る所が
劣化していますので雨樋交換もおこなっていきましょう。
瓦の軒先から軒樋の出がないため雨水が飛び越えてしまっている所もあります。
1階 屋根葺き替え工事→棟瓦積み直し→雨樋工事と進行していきます。
次回は、屋根 葺き替え工事をお伝えします。【File No,2】
Re:zen~りぜん~@横浜